娘さんの大切に使っていた時計を落としてしまい、ガラスにヒビが入り遅れるようになってしまいました。

修理するよりも新しく買った方が安くあがるのは知っていますが、思い出がたくさん詰まっているのでしょう。

どうしても直したくてダメもとでお願いしに来てくれました。

お父さんの腕を見ると有名な機械式時計を身に着けています。

定期的にオーバーホールに出して大事に使っていると伺いました。

なるほど。

物を大切にする遺伝子が子供に受け継がれているのだなと思いました。

この手の修理は初めてですので、納得される物が仕上がるかわかりません。

納得された場合のみ料金をいただくというスタイルで修復を行いました。

ケースは似ているものを取り寄せて塗装。

ムーブメントは新規品を組み込み。

針以外は総取り替えです。

若干色味の違いは出てしまいましたが、常識的な価格で提供できるのはここまでです。

結果、、、。

「直ってる！」と喜んで持って帰ってくれました。

良かったー。